出典: Security NEXT – https://www.security-next.com/177424
バンダイチャンネルで個人情報流出の可能性が判明
動画配信サービス「バンダイチャンネル」を運営するバンダイナムコフィルムワークスが、一部ユーザーの会員情報が流出した可能性を公表しました。サービスは調査のため一時停止されており、ランサムウェア被害は否定されています。
主要なポイント
- サービス一時停止と調査開始:2025年11月6日23時半より、ユーザーが意図せず退会させられる問題を受けてサービスを停止し、原因調査を進めています。
- 流出した可能性のある情報:メールアドレス、ニックネーム、バンダイナムココインの残高情報、選択した支払い方法などが参照された恐れがあります。
- 重要情報の流出は否定:ログインパスワードやクレジットカード情報の流出は確認されておらず、不正利用などの二次被害も現時点で確認されていません。
- ランサムウェア被害は否定:今回の問題はランサムウェアによる攻撃ではないことを同社が強調しています。
- 料金発生なしでサービス停止:サービス停止期間中の料金は発生しないと発表されており、再開まで時間を要する見込みです。
技術的な詳細や背景情報
今回の問題は、ユーザーの意図しない退会処理が発生したことから発覚しました。これにより、サービスの内部システムに何らかの不正アクセスやシステム障害が起きた可能性が示唆されています。流出の可能性がある情報は、直接的な認証情報や決済情報ではなく、比較的リスクの低い会員プロフィールやポイント残高などに限定されています。
ランサムウェアとは、感染したシステムのデータを暗号化し、復旧のために身代金を要求するマルウェアの一種ですが、今回の事件ではこの種の攻撃は確認されていません。これは被害の性質や影響範囲を限定的にする重要なポイントです。
影響や重要性
動画配信サービスは多くのユーザーが利用しており、個人情報の流出は利用者の信頼を損なう大きな問題です。今回の流出可能性は限定的な情報にとどまるものの、メールアドレスや支払い方法の情報が漏れることで、フィッシング詐欺などの二次被害リスクが懸念されます。
また、ランサムウェア攻撃ではないと明言されたことで、サービスの復旧や被害拡大の防止に向けた対応が迅速に進められることが期待されます。企業側は原因究明と再発防止策の徹底が求められます。
まとめ
バンダイナムコフィルムワークスの「バンダイチャンネル」で、一部ユーザーの個人情報流出の可能性が明らかになりました。重要な認証情報や決済情報の流出は否定されており、ランサムウェア被害も確認されていません。現在、サービスは一時停止中で、同社は原因調査と対策を進めています。利用者は今後の公式発表に注意し、不審なメールや連絡には十分警戒することが重要です。





