出典: Security NEXT – https://www.security-next.com/179063
2025年3Qのネット銀不正送金被害 – 件数、金額ベースともに7割減
2025年3Qのネット銀不正送金被害 – 件数、金額ベースともに7割減
2025年第3四半期のオンラインバンキングにおける不正送金被害は、件数、金額ベースともに約7割減と大きく改善した。
全国銀行協会が、会員189行を対象に2025年7月から9月にかけて発生した不正送金被害の状況を調査し、取りまとめたもの。預金者本人以外が不正に送金し、振込先から金銭が引き出されて返還できなかったケースを集計している。
被害件数は、個人、法人あわせて168件、前四半期の593件から71.7%減と大幅に改善した。2053件で過去最多を記録した2025年第1四半期と比較すると、約12分の1の水準となる。
被害額は約3億2800万円で、前四半期の約11億5300万円から71.6%減。前四半期比に加え、約26億5100万円だった第1四半期と比較しても約8分の1に縮小している。
全体における被害は減少したものの、1件あたりの平均被害額は195万円。前四半期の194万円から微増した。大きな被害が確認された第1四半期の平均被害額129万円に対しても大きく上回っている。
四半期ごとの不正送金被害推移(グラフ:全銀協の発


